このカテゴリではオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズについて、その考え方と具体的な設定方法を紹介していこうと思います。
ひとつ前のカテゴリではオートキャド(AutoCAD)を使いこなす為にはどうすれば良いか、という事について色々と考えてみました。
その話の中でカスタマイズについての話も少ししたのですが、具体的な設定の方法について細かく取り上げる事はしませんでした。
それをやっていると操作や設定の説明だけの話になってしまい「どうすれば」という話があまり進まない状態になってしまうので…
しかしこのカテゴリでは、もうオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズの話だけをするので、具体的な方法についても色々説明していこうと思います。
ということで、まずは前回のカテゴリでも少し話をしましたが、カスタマイズの概要について簡単に紹介してみます。
オートキャド(AutoCAD)のカスタマイズというのは、設定やコマンドの実行などを自分の好みに合わせて調整していくことです。
そうやって自分の好みに合ったやり方を設定していくことによって、なるべく無駄な操作をなくして効率良く図面を描いていく。
これがカスタマイズをする最大の理由になります。
例えば画面上に線を引きたい場合などで、そのコマンドをどのように実行するか。
これは線を引く操作だけでなく全てのコマンドに言える事ですが、オートキャド(AutoCAD)はそのやり方をいくつか用意してくれています。
そのやり方の中から自分がやりやすいと思い方法を選定していき、その方法を出来るだけ便利に使えるように調整していく。
このような調整をオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズと呼びます。
カスタマイズにはこうした考え方があるので、まずは「自分がどのやり方を選択するのか」を決めるため、基本的なやり方をある程度知っている必要があります。
当サイトでほぼ最後のカテゴリでカスタマイズを取り上げているのは、最初にここを読んでもあまりピンと来ない可能性が高いから。
まずは基本的な操作をしっかりと押さえておき、その中から自分の好みに合ったやり方を探してカスタマイズをしていく、という流れで進んでいく事になります。
あまり基本的な部分を知らないままカスタマイズを勉強しても、効果としてはあまり期待出来ないところがあるので、そこは注意が必要です。
なので、今この説明を読んでいる方で、オートキャド(AutoCAD)の基本的な操作についてあまり自信がない方もいらっしゃると思いますが…
そうした方は、もう少し前のカテゴリを読んで知識を得てから読んで頂いた方が、結局は効率が良いかも知れません。
このカテゴリで説明する内容は、基本的にこれよりも前のカテゴリで書かれている事を知っている、という前提で話をしていこうと考えています。
そうしないと、全てのコマンドについて毎回詳しく説明していくことになって、やはり説明が非常に長くなってしまいカスタマイズの説明が進まないので。
ということで…
コマンドの種類については今まで説明してきた通りですが、その具体的な実行方法については本当に一般的なやり方だけしか紹介してきませんでした。
なので次回からはオートキャド(AutoCAD)のカスタマイズについて、どんな選択肢があるのかについて簡単に考えてみることにします。
その上で、そのやり方をカスタマイズする具体的な手順について説明をしていく。
そんな流れで話を進めていこうと思います。