AutoCAD(オートキャド)を仕事で使っていく上で、自分のスキルを高めていくことはプロとして必要不可欠なことではないか。
色々な意見があるかとは思いますが、少なくとも当サイトではそのような考え方で情報を発信しています。
スキルが高まることによって仕事もスムーズに進められるし、仕事がスムーズに進まないことによる色々なストレスからも解放されやすい。
そしてなにより、仕事で使うツールを自由自在に使いこなすことが出来た方が、仕事が楽しいというメリットがあります。
さらに、仕事をスムーズに進めることによって、会社や周囲からの評価も高まってくるというおまけ付き。
「おまけ」というのは少し控え目過ぎる表現かも知れませんが…
プロとして仕事を続けるのなら、やはり願うのは自分の評価が高まることではないかと思います。
これについてもやはり色々な意見があるとは思いますが、少なくとも「あいつは全然仕事が出来ない」という評価を目指す方はいないですよね。
ということはつまり、誰しもがある程度までは「仕事が出来る」という方向での評価を得たいと思うのではないか。
とは言え、その「ある程度」は人によって違っていて、その違いによって仕事の取り組み方は少しずつ変わってくるはず。
今回はそのあたりについて考えてみたいと思います。
■仕事に対するスタンスの違い
ひとつの場所で複数の人が仕事をしていく、つまり会社としてチームで業務をしていくと、やはり色々な人がいるなと感じます。
仕事に対する考え方もそれぞれだし、何に重点をおいて仕事をしているのかも人によって様々です。
与えられた仕事をキッチリこなすことを重視している方もいるし、仕事が終わった後のプライベートを重視している方もいる。
仕事なので出来るだけ自分の評価を高めたいと思っている方もいるし、なるべく楽しながら給料をもらいたいと思っている方もいる。
もちろん「楽して給料をもらいたい」と堂々と言う人はいませんが、行動でそれを表現している方は結構います。
「バリバリ仕事をして良い評価を得たい!」と公言する人もいないですけど、やはり仕事の取り組みですぐに分かります。
ただ実際のところ、そんな極端なポリシーを持っている方はあまり多くはなく、その両極端の中間地点くらいの方が多いと思います。
与えられた仕事は決められた時間の中できちんとやるので、それに対してある程度は評価して欲しい、という感じですね。
そのバランスは本当に人によって様々ですが、私もその中のどこかの段階に入ると思います。
プライベートを全て犠牲にして仕事をするので、会社から最大限の評価をもらいたい、とまでは全然思いません。
かと言って、仕事をしていく中で「出来ない奴」と思われるのはツラいので、出来るだけ効率良く仕事をこなしたいとは思う。
まあ普通の感覚ですよね、きっと。
全力で取り組んでいる方からすれば「ぬるい」と感じるとは思いますが、とは言え大抵の方はこんな感じではないかと思います。
このように、仕事に対するスタンスは人によって様々です。
人によって考え方が違っているのは当たり前の話なので、こうしたスタンスの違うがあるのはやはり当たり前なんですよね。
これを認識しておかないと気持ちに余裕がなくなって大変です。
「仕事がたくさん残っているのに残業しないで帰る人が許せない」とか「あの人は仕事が趣味みたいでおかしい」とか。
仕事に対するスタンスが自分とは違う人を許容出来ないと、こうした一方的な意見が出てくるようになって息苦しくなってしまいます。
これでは仕事が全然面白くないし、ストレスが溜まるばかりです。
人に指摘されたからと言って、そう簡単に自分の考え方を変えることは出来ないのと同じように、こちらの意見で人の考えを変えることなんて出来ません。
なので、人の考え方は色々あるということをまずは認識して、それを尊重しながら仕事に取り組むことを当サイトではおすすめします。
まあこれは実際かなり難しいことではありますが…
完全に出来ないとしても、それを心がけているかどうかで結構違いは出てくるものなので、まずはそこを認識しておくことが重要だと思います。
ダイバーシティ(diversity):多様性
仕事をしていく中で、最近この言葉を聞く機会が増えている気がします。
企業としては、この多様性というのは「国籍・性別・年齢」の多様性を許容していく、というような意味だと思います。
そこを許容していくということはつまり、人によって何を目的として仕事をするのかの違いも許容していくことを意味するのでしょう。
バリバリ仕事をこなして評価を高めていく方向性でも良いし、仕事はそこそこでプライベートを重視する方向性でも良い。
もちろん企業としては、全員が「仕事はそこそこ」と考えられると結構困るとは思いますが…
そこは多様性ということで、やはり全員が同じ考え方にはならないので、色々なポリシーを許容しながら仕事は成り立っている。
ということなんですよね、きっと。
そこまで大きな視点で考えなくても良いので、まずは仕事に対するスタンスは人によって違うことを許容していきたいものです。