仕事に対するスタンスは人によってそれぞれ違います。
仕事で成果を出すことを重視している方もいるし、家族との時間を一番に考えている方もいるし、仕事よりも自分の趣味に重きを置いている方もいます。
もちろんそれぞれをバランス良くやっていこうと考える方もたくさんいます。
その中でどれが正解なのかというのは誰にも分からないし、結論を出すことも恐らく出来ません。
そんな話を前回は考えてみましたけど、やはり難しい話ですよね。
そもそも何をもって「これが正解」と判定するのか、という基準自体が人によって違うので、それを一律に比較して判定するのは難しい。
本人がそのスタンスを選択して満足しているのだから、それはもう全部正解という結論になる気もしますし。
とは言っても、あまりにもプライベートを重視しすぎてしまうと、会社から戦力とみなされず職を失うことになる可能性も。
そこまでの状況になってしまったとしたら、さすがに本人が後悔する可能性が高いので、あまり正解とは言えないかも知れませんが…
自分で選択した仕事のやり方に対して、その結果を自分自身が受け止めることになるのは自然なことです。
だからそうした後悔も含めて自己責任の世界ではある…という考え方は少し極端でしょうか。
人にはそれぞれ仕事に対して色々な考え方があるので、それをきちんと尊重しながら仕事をしていきたいものです。
人それぞれの考え方で仕事をした結果発生することも、もちろんそれぞれが受け止めるしかないので、それを尊重していく。
これが当サイトの考え方です。
自分の考えが絶対に正しいと確信して、その考えをベースにして「こうであるべき」と他のスタンスを認めず、考え方を変えさせようとする。
仕事をしていると一定の割合でそんな考え方を持っている方に出会います。
もちろんその気持ちも理解は出来るつもりではいますけど、やっぱりそうした考えに触れると周囲は疲れます。
そうした考えを持っている方は、それを良かれと思ってやっているので、あまり疲れないかも知れませんが…
自分の考え方と違うものを押しつけられても、やっぱりどうしても受け入れるのは難しかったりするんですよね。
そうした「自分の考え方が一番正しい」という考え方も含めて、人の考えは色々違うので、出来るだけそれを認めつつ仕事をしていきたいものです。
■スキルはどんな考え方でも役に立つ
ちょっと長くなっていますが、仕事に対する考え方は人によって違っていて、自己責任でそれぞれを尊重していければ、という話をしてきました。
ただ、どんな考え方で仕事に取り組んだとしても、一定の時間はプロとして仕事に集中しなければならない、ということに違いはありません。
仕事に対する考え方だけを語っていれば良い、というような仕事は多くはなくて、AutoCAD(オートキャド)を使った仕事ならなおさらです。
そう考えると、どんな考え方で仕事に取り組んだとしても、決められた時間の中でしっかりと成果を出す必要はある訳です。
だとすれば、やはりAutoCAD(オートキャド)の知識やスキルはしっかりと自分のものにしておいた方が得ですよね。
仕事よりもプライベートを重視していたとしても。
あるいは仕事よりも家族との時間を優先したいと考えているとしても。
少なくとも仕事ではある程度の成果を出しておく必要があって、それが出来てはじめて仕事に対するスタンスを出せるのだと思います。
例えばAutoCAD(オートキャド)を使って図面を描く仕事に対して、アルバイト募集で新人が入ってきたとします。
そのアルバイトの方はAutoCAD(オートキャド)未経験。
未経験であれば誰かにゼロから操作などを教わる必要があります。
その新人が「自分は仕事よりもプライベート重視なので」と言って、仕事をあまり覚えないまま、決められた時間になるとすぐに帰ってしまう。
これだと教える方は結構困ると思います。
そうした状況が1週間続き、AutoCAD(オートキャド)の操作にも進歩があまり見られず、仕事にもあまり意欲が見られない。
そんな状況だとしたら、多分辞めてもらうしかないですよね。
仕事に対する考え方は人によって違うのは特に大きな問題ではなく、仕事よりもプライベート重視でも全然OKだと思います。
しかし、それが真剣に仕事に取り組まず、あまり成長しなくても良い、という話とイコールではありません。
プロとして与えられた仕事はきちんとこなす。
これはプロとしてお金をもらっている以上、大前提として求められることです。
そうした前提を満たした後の話として、どんなスタンスで仕事をしても良いと言えるのではないでしょうか。
なので、どんなスタンスで仕事をするにしても、AutoCAD(オートキャド)のスキルを高めておいて損はありません。
もう少し違う表現をすると、高いスキルを仕事で発揮するからこそ、仕事よりもプライベートを重視することが出来るとも言えます。
長々と書いておきながら、かなり当たり前の結論になっています。
しかし、こうした前提を忘れてしまうと結構大変なことになってしまうので、私を含めた経験者も気を付けたいものです。