オートキャド(AutoCAD)の機能を全部覚える事が目的ではなく、それを使って効率良く図面を描く事が目的。
そうした努力の方向性を見失わないようにしながら、継続して少しずつスキルを高めていくことがプロには求められる。
そんな話を前回は考えてみました。
ちょっと、というかかなり鬱陶しい話ではありますけど、スキルを高めていく為にはどうしても必要な考え方なので、ちょっと長めの話になってしまいました。
こんな説教みたいな話は仕事ではなかなか出来ませんね…
前回はそうした説明の中で、「オートキャド(AutoCAD)のプロ」というキーワードが結構頻繁に出てきたと思います。
この「プロ」という言葉は、当サイトでよく出てくるキーワードで、サイトのタイトルにもなっているキーワードでもあります。
今回はその言葉にフォーカスして、AutoCAD(オートキャド)のプロとそうでない方の違いについて考えてみたいと思います。
まずは「プロ」の反対に位置する言葉を調べてみると「アマチュア」とか「ノンプロ」という言葉が出てきます。
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描くアマチュア、という言葉はどうにもしっくりこない感じがあって、違和感を感じてしまいます。
要するに趣味で図面を描いているというニュアンスになるかと思いますが、実際にそんな方は滅多にいないはず。
なので、今回は「オートキャド(AutoCAD)のプロ」と「そうでない方」という表現で区分をしています。
仕事でオートキャド(AutoCAD)を使っているけれど、そこまでの水準に達していないというイメージで読んで頂ければと思います。
一般的な「プロ」の定義を調べてみると、職業的という事で、それを本職としているか、つまりそれで生計を立てているかによって区分されるようです。
そういった区分で考えると、AutoCAD(オートキャド)を使って仕事をしている方であれば、基本的には全て「プロ」という分類が出来ることに。
もう少しプロについて考えてみると…
オリンピックに出場するくらいのアスリートであれば、もうその競技に没頭しているはずなので「プロ」ではないかと思ってしまいます。
しかしそうしたアスリートを「プロ」と呼ぶことはしないんですよね。
スポーツでプロと呼ばれるのは、プロ野球選手やプロテニスプレイヤーなど、スポーツによって契約金や賞金などを得る方に限られる。
これも少し変な話ですよね。
そうしたプロスポーツ選手とオリンピックに出場するようなアスリートの違いがどこにあるのかを考えてみると、やはり試合などにお金を支払って見に行くかどうかの違いなのでしょうか。
そのあたりを細かく考えると、オートキャド(AutoCAD)を使って仕事をしている方を全て「プロ」と呼んで良いのかが少し気になってきます。
ただそれでも。
やっぱりオートキャド(AutoCAD)を使った仕事で収入を得ている以上は、職業にしている訳ですからプロと呼んだ方が良いと当サイトでは考えています。
ちょっと細かい話になってしまいましたね。
同じ「オートキャド(AutoCAD)のプロ」でも、それぞれの方が持っている知識やスキルは当然違ってきます。
でも仕事で使っているツールである以上、今持っているスキルの中で最大限に効率よく仕事を進める事が求められます。
どこまで知識があるかを求められるのではなく、今持っている知識を生かして最大限に効率良く仕事をする事が求められる。
そして、今持っている知識やスキルを常に高めていく事も求められる。
これが仕事でAutoCAD(オートキャド)を使っている「プロ」と、そうでない方の大きな違いではないかと思います。
話が長かった割に、すごく当たり前の結論になってしまいました…