オートキャド(AutoCAD)の画層に関わる機能について、少し長くなりましたが今まで色々な説明をしてきました。
説明を進めていく中で、画層については「最初に覚えるのは少し大変だけど覚えてしまえば便利な機能」というようなニュアンスの話を何回かしたと思います。
これは本当にその通りだと思っています。
ちょっと複雑で覚えにくい機能だという事は間違いないので、そこを無視して「簡単に覚える事が出来ますよ」とは言えません。
しかし実際に画層機能の考え方や設定方法などを覚えてしまえば、あとはもうひたすら便利な機能として使う事が出来るはず。
これは私が実際にオートキャド(AutoCAD)を使って実感している事なので、恐らくそんなに的外れな話ではないと思います。
私の説明が良くなくて分かりにくいかも知れないけれど、それでも覚える価値がある機能なので…という言い訳みたいな話になってしまいました。
でもそうではなくて…
画層機能を使いこなしているかどうかによって作図の効率が地味に変わってくる、というのは間違いのない事実です。
なので、ここで少し時間をかけてでも画層機能について覚えてしまった方が、後々の事を考えると有利ではないかと思っています。
出来るだけ早く画層機能を覚える為に必要なのは何か。
これはちょっと難しい質問ですが、私がここで言えるのは「まず基本的なところからしっかりと覚えていくのが良い」という事です。
かなり当たり前過ぎる結論になってしまいました…
画層機能は非常に便利なだけに、オートキャド(AutoCAD)側も色々とさらに便利に使える機能を用意してくれています。
そのあたりの便利な機能を幾つか紹介してきましたが、意外にたくさんの機能が用意されているよな…と思った方もいらっしゃるはず。
ここで必要になるのは、一気に手を拡げないでまずは画層機能の概要と基本的な設定までをしっかりと覚えておく事です。
たくさんの便利な機能が用意されているので、どうしても説明する私としても「この機能を使うとさらに画層が便利に使える」と思って紹介をしてしまいます。
しかしそうした便利な機能を覚える事に集中するよりも、まずはベースとなる画層の基本的な考え方や設定をまずは覚えた方が良いです。
そうしないと、よく分からない機能を頑張って覚えたけど何がそんなに重要な機能なのか今ひとつピンと来ない、というような状態になってしまいます。
手間と時間がかかって大変なだけで、結局オートキャド(AutoCAD)の作業効率は高まってこないという残念な状態に。
それでは困るので、まずは基本的に「画層って?」という部分を潰していきたいところ。
そこをしっかりと押さえておく事が重要で、例えば画層の表示をOFFにする操作などは、最初はも基本的なやり方でも良いよ思います。
実際にオートキャド(AutoCAD)を使っていく中で「毎回この操作は少し面倒だよな…」と思ってから、やり方を変えても問題はありません。
むしろその方が積極的に機能を覚える事になって良いかも知れないですし。
という事で、ちょっと画層機能について色々な機能を紹介してしまいましたが…
説明した全ての機能を一気に覚える必要はなくて、まずは画層の基本的な考え方を掴んでおく事が重要です、という話でした。
それが出来たら次に「画層プロパティ管理」内で設定出来る項目について知っていき、ロックなどの設定を切り替える事で何が起こるのかを覚えたいところ。
それが出来てから、さらに便利な選択表示などの便利な機能を覚えていく、という順番で進んでいくとスムーズに覚えられます。
そのあたりを意識して、少しずつ確実に覚えていければ良いと思います。