オートキャド(AutoCAD)の操作を効率良く覚える為には、全ての機能を完全に覚えるのではなく、必要最低限の機能をまずはしっかりと覚えていく。
そうすることによって、まずは最低限オートキャド(AutoCAD)を動かせるようになって、それから細かい機能などの知識は積み重ねていけば良い。
前回はそんな主旨の話を取り上げました。
そろそろこのカテゴリも切り上げて、オートキャド(AutoCAD)の具体的な操作についての話に進んでいきたいところですが…
その前にあと少しだけ、オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事と、その仕事を毎日こなしていくプロの考え方などについて説明をしてみたいと思います。
プロとして仕事をしていく為には、どのような部分に気をつけていけば良いのか。
このあたりの話は、ぜひこれからオートキャド(AutoCAD)を覚えたいと考えている方に読んで頂きたいと思っています。
考え方が仕事に影響するというのは少し古い考え方かも知れませんが、仕事に対する取り組みは本人に気持ちに左右される事は間違いない事実です。
仕事に対する取り組みが変わると当然仕事をしていく中で出る結果も違ってくるので、つまりは考え方が仕事の結果に影響を及ぼすという事になります。
と言うことで、かなり理屈っぽいことを書いてしまいましたが、仕事を継続していく中で、どのような考え方で仕事を進めるのかは結構重要な事なんです。
プロという言葉の定義は「それを職業にしているかどうか」という事になる訳ですから、仕事をしているかたは基本的に皆プロという事になります。
しかしそこには様々な段階のスキルを持っている方がいて、同じプロであっても全然スキルのレベルが違ってくる場合も多いはずです。
先月からオートキャド(AutoCAD)を使った仕事を始めた方も、10年前から仕事をしている方もプロという事に変わりはない。
こうした理屈になる訳ですが、当然そこにはかなり大きなスキルの差がある事が想像出来ます。
…と、ここで何が言いたいのかというと、オートキャド(AutoCAD)を使うプロとして仕事を始めた際には、そうしたベテランの方と同じくプロとしてみられる場合が多い、という点です。
ただ、オートキャド(AutoCAD)を使っている期間が長いかどうかが、そのままスキルと比例する訳ではないという話もあります。
まとめると以下のような感じです。
・オートキャド(AutoCAD)を使う仕事をしている方は基本的にプロと呼ばれる
・ベテランの方と肩書きは同じになる
・長期間それを仕事にしているだけではベテランにはなれない
・逆に考えると、真剣に覚えれば年配の方を凌駕する事も不可能ではない
と言うことで、これからオートキャド(AutoCAD)を覚えようと考えている方も、同じ仕事をすればベテランの方と同じ立ち位置になる訳です。
だからこそ、出来るだけ早めの段階で色々な経験をして、深い知識と操作スピードを身につけてしまう事をお勧めします。
結局は経験年数ではなく、どの程度オートキャド(AutoCAD)を使いこなせているのかが大きな判断材料になる訳ですから。
その為には、毎日テーマをもって仕事に取り組んだ方が効果的、という事が言えます。
毎日1つオートキャド(AutoCAD)の機能を調べていくとか、作図する図面についての勉強をするとか、週に1回程度のスパンで操作方法を見直すとか。
そうした取り組みを積み重ねていくと、最終的に出てくる結果は大きなものになる場合が多いので、ぜひ試してみて頂きたいと思います。
プロであれば毎日何となく仕事をするのではなく、常に改善や向上を心がけるという事です。