AutoCAD(オートキャド)の操作を覚える為に、スクールという選択をするかどうか、というテーマがこのカテゴリにはありますが…
少し話が逸れてしまい気味ですし、スクールについてのスタンスはもう書いてしまったので、そろそろ次の話に進んでいこうと思います。
話が逸れたついでという訳ではありませんが、前回紹介したAutoCAD(オートキャド)の操作に詳しい方についてもう少し。
その方は私よりもAutoCAD(オートキャド)の経験がありましたが、結局目的が色々な機能を自分の知識にすることで、仕事を効率良く進める事ではありませんでした。
だから当然の結果として、仕事では私の方が立場が上になりました。
それほど規模が大きくない企業で立場が上になっても、それほど大きなメリットはないというのが正直なところではありますが…
そうした少し方向性が違っている方に対して遠慮しなくても良くなった、という意味では私にとって少しは意味のあることでした。
仕事で効率良くAutoCAD(オートキャド)を使う事を最優先で考えていた私の方が、仕事で結果が出るのは当たり前の事です。
それは別に私の方が優れた能力を持っているとか、そう言った事ではなく、ただ仕事の方向性にマッチしていたというだけの話です。
なので、AutoCAD(オートキャド)の機能を仕事中に調べている方を、私が見下しているとかそういった話ではありません。
私の方が立場が上になったからスッキリしたとか、そう言った小さなコミュニティ内での優劣を付ける種類の寂しい話でもありません。
その方は仕事としては困る事も多かったのですが、確かに様々な機能を知識として持っていて、マクロについても詳しかったので助かることも多かったんです。
このあたりが仕事の面白いところというか、上手く言えないのですが、短所と長所を持っている人の面白みというか…
「こんな感じの機能があると嬉しいんですけど…」とお願いすると、要望にほぼ近い形の機能をつくってくれたりもして、私としては非常に助かりました。
そうした方面では、少なくとも私はその方に全く及ばないので、色々と教えてもらうことが多くて本当にありがたかったという記憶があります。
恐らくその方はそうした仕事が好きだったのだと思います。
結局その方はAutoCAD(オートキャド)を使う仕事ではなく、プログラムを組む仕事に移っていく事になりました。
私は引き続きAutoCAD(オートキャド)を効率良く使っていくことをテーマにして、しばらくこの仕事を続けることになりました。
でも、効率を求めることを最優先していて当時の私は恐らく、それが出来てない方の気持ちが全然分かっていなかったと、今ではそう思います。
在宅勤務をする場合は少し違うかも知れませんが、会社で仕事をすると言うことはチームで仕事をすると言うことを意味しています。
そんなチームの中に、人の事にはそれほど興味がなくて、自分のスキルと高める事と作業効率を高める事だけを考えている私がいる、という状況だったんですよね。
まあなかなか上手いこと仕事は進まないものです。
今ならもう少し上手くやれるとは思いますが、年齢と経験を積み重ねている訳ですから、そんな事は当たり前なんですよね。
「当時は若かった」という一言で終わらせたいところですが、なかなか貴重な経験を色々とさせて頂いたと言うしかありません。
もしかしたら、少し仕事の巾を拡げた今でも同じような状況なのかも知れませんが、当時の経験を忘れないようにしなければ、という話でした。
結局自分の事ばかり書いてしまい、あまり参考にならなかったかも知れませんが…
とにかく、AutoCAD(オートキャド)は仕事で使う為のツールですから、覚えるのであれば最終的には仕事で使うことを意識しておくことをお勧めします。