前回はAutoCAD(オートキャド)を覚える為にスクールを活用する際に、どんなスクールを選べば良いのかについて考えてみました。
色々な期間とコースがあるはずですが、より実践的なコースを選んでいく事で、きっと実際の仕事にも繋がりやすいのではないかと思います。
前回も書きましたが、CAD検定という感じの資格を取ることを目標にしている講座は、当サイトではあまりお勧めはしていません。
現実的な事を考えると、仕事でAutoCAD(オートキャド)を使う事とCADの資格とはあまり深い関係がない、というのがその理由です。
もちろん資格がある状態と資格がない状態のどちらが良いのか、という事を考えると、資格があった方が良いことは間違いありませんが…
その資格がないと絶対にダメなのか、という事を考えていくと、そこまで必須の資格ではないという現実があるので、そこは注意が必要です。
建物を設計を業務をする方であれば、建物の規模にもよりますが、一級建築士の資格が絶対に必要である事は間違いありません。
どんなに優れたプランがあったとしても、一級建築士の資格がないと設計が出来ないので、その場合は資格が必須条件という事になりますよね。
しかしAutoCAD(オートキャド)を使って図面を作図する仕事をする場合には、資格よりも現実的なスキルの方が役に立つ事になりますから。
…と、そんなスクールについての話はこのあたりで終わりにしておき、今回は独学でAutoCAD(オートキャド)を覚える場合の注意点について考えてみる事にします。
今まで何度か書いているとは思いますが、自宅で書籍を頼りにAutoCAD(オートキャド)を覚えることは、やってみると分かりますが全然不可能ではありません。
ただ、これも何度か書いていますが、継続して学習していくことが意外にも難しいので、いつの間にかやらなくなってしまう可能性があります。
いわゆる3日坊主です。
特に社会人になっていて、別の仕事をしながらAutoCAD(オートキャド)を覚えようと考えている場合は、結構継続することが大変ではないかと思います。
学生の頃であれば自宅で勉強をする習慣をもっている方が結構いるのですが、社会人になった途端、そうした習慣を持つことが難しくなってきます。
これは仕事が忙しいという理由もありますが、基本的に何かを継続して勉強するという習慣がなくなっている、という理由もあると思います。
これをなんとかしない限り、独学でAutoCAD(オートキャド)を覚えるのは結構ハードルが高いという事になります。
独学のもうひとつの問題が、AutoCAD(オートキャド)をどこで入手するのかという部分になってくるのですが…
これはもう体験版を利用するのがベストなので、ソフトを購入する前に必ず体験版で操作してみることをお勧めします。
体験版のAutoCAD(オートキャド)には使用期限があるので、出来るだけその期間で操作を覚えてしまうように頑張るのが良いです。
独学で勉強をする場合、いつまでに覚えるという目標を持たないと終わりが見えなくなってしまうので、こうした制約があるのは結構都合が良いと思います。
期限が切られると、それに向けて逆算して勉強をしていく事を強いられるので、それが学習の役に立つという事です。
その期間である程度基本的な操作をマスターして、その後である程度初心者向けではないスクールに通うという選択肢もあります。
思い切って仕事を探してしまい、そこからは仕事をしながらAutoCAD(オートキャド)のスキルを高めていくという事も狙えます。
そうした選択肢に進んでいく為にも、独学で学習を進める場合には、毎日継続する事と期限を切って勉強をする事、これは意識していくことをお勧めします。