オートキャド(AutoCAD)を使った仕事を少しでも効率化していくのがプロとしての役割で、その目的はやはり評価を得て給料を上げていく事にある。
前回はそんなちょっとギスギスした話をしてきましたが、オートキャド(AutoCAD)の印刷機能とは全然違う話ですよね…
もう少し説明をした後で印刷関係の話に戻りますが、今回はあとちょっとだけそのあたりの話を補足してみたいと思います。
オートキャド(AutoCAD)の操作を効率化してスキルアップしていく事で、会社から高い評価を得て給料を高めていく事を目指す。
当サイトではそんな方向性をお勧めしていますが、もちろん考え方は人それぞれなので「仕事へのやりがい」を重視する方がいる事も承知しています。
どんな方向性であっても、自分のスキルを高めていって仕事で評価される事に違いがないのであれば、それで全然OKではないかと思います。
やりがいを目指した方が何となくクリーンなイメージもありますし。
ただ、「やりがい」とか「自分らしい働き方」というような言葉は少し漠然としていて、具体的に何を目指すのかが分かりにくいような気もします。
これは私の考え方が少し歪んでいるからかも知れませんけど、実際に色々な方を見てきた中で、ちょっと気になる事もあります。
「やりがい」とか「自分らしい働き方」といった種類の言葉は、少し曖昧なものだし、全て自分の中で評価するものなんですよね。
曖昧なものを自分の中で基準にするというのは、実際にはかなり難しい事なのではないかと。
自分の中で評価するものを基準にすると、少し極端な話をしてしまいますが、以下のようなミスマッチが出てくるような気がします。
「仕事は遅いけど自分なりにやりがいを感じている」とか。
「効率化などギスギスした事を考えないのが自分なりの働き方」とか。
この「自分なりに」という考え方をすると、どうしても客観的に自分を見る事が難しくなってくるので、あまりお勧めは出来ません。
もちろん自分からそんな考え方を公言する方はほとんどいないのですが、仕事のやり方を見ているとやはり自己評価が基準になっている。
周囲に自分よりも明らかに高いスキルを持っている方がいても、「私は自分なりに頑張っている」という考え方をすると「人は人、私は私」という事になってしまいます。
そうなると高いスキルを持っている方から教わるとか、どんなやり方をしているのか興味を持って自分のやり方に取り入れるなど、出来るはずもありません。
少し抵抗があるかも知れませんが「周囲からどう評価されているか」を意識した方が、スキルを高める為には有効ではないかと思います。
もちろん周囲からの評価が全てとは言いませんけど、それでも評価というのは一定の効果があるものですから。
会社が求めているもとの違う考え方をすると会社も不幸ですし、仕事をする方も評価されないので結局不幸になるという方向に進みがちです。
結局仕事で評価されない状態では、仕事にやりがいを感じる事は次第に難しくなってくる、という部分が重要なところではないかと思います。
やはり「やりがい」と「評価」はある程度セットで考えた方が良い気がします。
その点「スキルを高めてそれを生かした給料の高い仕事に転職」とか「今の会社で評価を高めて給料を上げてもらうように交渉」の方が分かりやすいのではないかと。
そうして頑張っていく訳ですから、そもそも最初からやりがいがある。
そんな方向性が会社にとっても働く側にとっても良いのではないかと思います。