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手動入力寸法を一括で元に戻す方法

前回は文字編集コマンドで寸法値が更新されてしまった寸法を、元の状態に戻すやり方を紹介しました。
今回はそうした寸法が数多くある場合に、一括で元に戻すやり方を紹介していこうと思います。

まずは図面全体を選択してプロパティを確認すると…

図面全体を選択

すべて(56)という表示がプロパティ画面の一番上に表示されているのが確認出来ます。
これは様々な要素が選択されていて、その要素の合計が56個あるという事を意味していて、当然選択している要素の数によってここは変わってきます。

すべて(56)と書かれている窓をクリックすると、選択した要素が具体的にどんな要素なのかの内訳が分かるようになっています。

選択した要素の内訳

文字や線分や寸法など、様々な要素がまとめて選択されている状態がここを見ると分かります。
そして、選択している要素の内訳が分かるだけではなく、それぞれの要素を選択するだけで、選択している要素を絞る事も出来るんです。
今回の場合は寸法線を選択したい訳ですから「長さ寸法(5)」を選択します。

長さ寸法を選択した状態

そうすると上図のように、プロパティ編集できる項目が一気に増えるのが確認出来るかと思います。
どうしてこんな状態になるのかというと…

様々な要素をまとめて選択している状態では、色とか画層などの基本的な情報しか共通項目がないので、そうした共通項目しかまとめて編集する事が出来ません。
しかし寸法だけを選択した状態になると、寸法としてプロパティ編集出来る項目が表示される事になるので、結果として項目が一気に増えるんです。

ちょっと一手間かかるのは間違いありませんが、こうした手順で選択をすると「図面全体の寸法線だけを選択している」という状態が割と簡単に実現出来ます。
図面内の寸法を一つ一つ手動で選択していくのは大変ですし、何より選択もれの可能性があって正確とは言いにくいという問題もあります。

なので、図面全体の寸法を選択したい場合には、今回紹介したように全体を選択してから絞り込んでいくというやり方も一つの選択肢としてあります。
もちろんこれがベストではない状況もありますが、操作の選択肢として持っておいて損はないやり方だと思います。

という事で長さ寸法だけが選択された状態になったら、プロパティ編集出来る項目がたくさんある中から「文字」の項目に注目します。
その項目の一番下にある「寸法値の優先」という項目をみると、「*各種*」となっています。

寸法の優先項目

これは複数の寸法を選択している状態ですから当然で、例えば前回紹介した寸法値を「900」に手動更新した寸法だけを選択すると…

寸法の優先が上書きされている状態

このように「寸法値の優先」項目は「900」と表示されているのが分かります。
そしてその上にある「計測値」が「800」になっている事も確認出来て、要するに実際の計測値は800だけど記入されている数値は900だという事が分かるはず。

寸法線を5つ選択している状態に戻ると、この「寸法値の優先」に記入されている内容がオートキャド(AutoCAD)上では表示されるという事なので…
ここに先ほど紹介した <> を入力してプロパティを更新しましょう。

寸法の優先を元通りに

そうすると、図面内に配置された寸法が全て(今回の場合は5ヶ所しかありませんが…)寸法記入した直後の状態、文字編集される前の状態に戻ります。
これで操作としては完了で、実際にやってみて頂ければ分かりますが、非常にシンプルな操作で設定を変えることが出来ました。

オートキャド(AutoCAD)の操作としては以上で完了です。

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