CADの操作を覚えてスキルを高める事と同じくらい、図面の内容的な部分を覚えてくことが重要になってくる、というような話を前回は取り上げました。
CADの操作を覚えたら勉強はおしまい、という事ではなく、そのスキルをベースにして次の勉強に進む事が出来る。
そんなイメージでいるくらいが良いと思います。
ただ、図面の内容を覚えるとは言っても、CADによって作図される図面の種類は非常に多いので、ここでその全ての内容を説明することは残念ながら出来ません。
そもそもの話として、そうしたあらゆる種類の図面についての知識を私が持っている訳ではないので、私には説明出来ないという現実もあります。
さんざん煽っておきながら、結局は当サイトの中では具体的な説明が出来ないという、かなり申し訳ない流れになっていますが…
CADを覚えた後どうするのか、というイメージを少しでも持っておいて欲しいので、あえてこうした書き方をしています。
CADで作図する図面の内容として、唯一私が説明出来るのは、自分自身が専門としている建築関連の知識だけしかありません。
ただ、建築関連の話をここで始めてしまうと、長くなると言うか全然終わらない事になって、結局いつまでもCADの話が出来ません。
なので、CADの操作についての説明が終わったあたりで、改めて私に出来る話はさせてもらおうかなと考えています。
もし興味のある方がいらっしゃるなら、建築関連の話は色々出来ると思います。
こうした図面の内容的な話はともかくとして、当サイトではまずCADを覚えることを目標として色々と説明をしていきます。
ただ、CADで図面を作図していく以上、どのような分野の図面であっても必要な最低限の知識というのも少しはあります。
専門的な話よりもCADを覚えることが先という話はしましたが、そのあたりの基本的な部分については、先に覚えた方が良いです。
と言うことで、非常に簡単ではありますがここで少し取り上げてみます。
□縮尺:その図面を実際の何分の一に縮小しているかを表現する数値
□平面図:作図対象を上からみた図面
□断面図:作図対象を切断してみた図面
□立面図:作図対象を横からみた図面
□展開図:1部屋の壁各面を横からみた図面
□断面線:表現している図面で切断されている部分の線
□見えがかり:表現している図面で切断はされていないが見えてくる線
結局建築関連の図面についての話になってしまい、しかもかなり中途半端な解説になってしまいましたが、図面の専門的な内容の前にこうした基本的な部分を押さえておく事をお勧めします。
図面を作図する前に打合せなどをする場合があるかと思いますが、その際に言葉の意味が分かっていないと全然話が頭に入って来ないという残念な状況になってしまいます。
意外と説明している側は「あ、今の説明は分かっていないな…」と言うことが分かるもので、それが少しであれば人によっては丁寧に説明してくれるかも知れません。
しかしそれがあまりにも多いと教える気にもならないし、そのうち相手にされなくなってしまうという危険もあります。
これは仕事を続けていく上で結構キツいことなので、出来るだけそうならないように事前準備をしておくのが良いと思います。
ある程度高い知識とスキルを持っている人が相手であれば、分からない事について説明してくれる場合が多いとは思います。
しかし全員がそんなに良い人とは限りません。
プロであればそれくら自分で勉強してきてくれ、と思っている人も中にはいます。
それに、自分で勉強しておいてさらに高いレベルの話を教わる方が、自分の知識の為には有利でもあるので、ある程度は調べて勉強をしておく事をお勧めします。