• 仕事に対する考え方は人それぞれで
    仕事に対する考え方は違っても

    仕事に対するスタンスは人によってそれぞれ違います。仕事で成果を出すことを重視している方もいるし、家族との時間を一番に考えている方もいるし、仕事よりも自分の趣味に重きを置いている方もいます。もち[...]

    続きを読む
  • 人によりスタンスは様々
    仕事に対する取り組みの多様性

    AutoCAD(オートキャド)を仕事で使っていく上で、自分のスキルを高めていくことはプロとして必要不可欠なことではないか。色々な意見があるかとは思いますが、少なくとも当サイトではそのような考え方で[...]

    続きを読む
  • ステップアップのイメージ
    経験を積んだ後の注意点

    AutoCAD(オートキャド)を使って図面を描く仕事を続けていると、当然のように操作には少しずつ、しかし確実に慣れてきます。そうなると、1枚の図面を作図するまでに掛かる時間は徐々に短くなっていくし[...]

    続きを読む
  • 指示を出す役割は経験者が多い
    経験が邪魔することも

    AutoCAD(オートキャド)のスキルを高めていき、あまり考えなくても作図が出来るようになること。このレベルになるには、用意されている様々な機能について知っていき、実際に作図をしていく中で慣れてい[...]

    続きを読む
  • 仕事はCADのスキルだけではなく
    スキルと仕事の優先順位

    AutoCAD(オートキャド)のスキルを高めていくためには、毎日少しずつでも勉強を積み重ねていくやり方が効率的。前回はそんな話をしましたが、これはもう何というか当たり前すぎる話で、わざわざ書くよう[...]

    続きを読む
  • スキルアップの王道
    自分のスキルだけを考えるのではなく

    AutoCAD(オートキャド)は仕事などで使っていると自然と操作などに慣れてきて、少しずつスキルアップをしていきます。これは恐らく全てのことに言える話で、慣れていった先に「自由自在」とか「熟練」み[...]

    続きを読む
  • 勉強してスキルアップ
    CADのスキルを高めるために

    当サイトではAutoCAD(オートキャド)の使い方をテーマとして、基本的な知識などについて色々と説明をしてきました。ざっくりと言ってしまうと「AutoCAD(オートキャド)を使えるようになるための[...]

    続きを読む

ストレッチ(STRETCH)-3

前回はストレッチ機能の手順を説明していく中で、まずは変形させたい要素を交差選択で指定するという段階まで説明することが出来ました。
最初は交差選択が前提になる事を意識しながら操作する必要がありますが、そのうちに慣れてきて自然に選択が出来るようになるはず。

どこを選択したらどのような動きになるのか、というあたりについては、前回も書きましたが何度も繰り返し操作を試してみるのが一番早いです。
ちょっと説明としては乱暴な感じですが…AutoCAD(オートキャド)の操作も運動と同じような部分があるので、まずはすぐにやってみることをお勧めします。

「こうして選択すればこう動く」というような理屈で考えていく事が必要な場合も確かにありますが、実際にやってみる事には敵わなかったりする訳です。
テニスの練習などでも、肘の角度がどうとか色々考える前に、まずは来たボールを打ってみる事の方が大事だし、その方が話が早い場合も多い。

AutoCAD(オートキャド)の操作も同じで、ストレッチでここを動かしたいから、まずはここまで交差選択をして…
とかやっているよりも、実際に試してみて「ここも選択した方が良かった」という経験を繰り返した方が全然早いです。

ストレッチする要素の選択

前回選択したのは上記のような範囲になりますが、この選択がどのような結果になるのかを確認する為、ストレッチの操作を続けていくことにしましょう。
ストレッチで変形したい要素を選択したら「Enter」を押すと、以下のような表示が出ます。

ストレッチする要素を選択した後

ここではAutoCAD(オートキャド)の画面上から、ストレッチによって形状を変える要素の基準点を指定する事になります。
今回はドア枠を400mm図面にむかって右側へと移動したい訳ですが、結局は数値入力をすることになるので、ドアに近い点であれば基点はどこでも構いません。

ストレッチの基点指定

ストレッチの基点を指定すると上記のような表示になって、ストレッチの目的点を画面上から指定する状態になります。
このあたりの考え方は移動や複写などの機能と全く同じで、基点に対して指定した目的点の差だけ要素が移動することになります。

ちょっと分かりにくいので画像で説明をすると、基点に対してどの程度目的点を移動させたかによって、このような感じで要素が変形していく感じです。

カーソルに対するストレッチ要素の動き

上記のような自由な選択は図面では難しいので、ここでは直交モードをONにしておき、カーソルを向かって右方向に固定した上で「400」と入力して「Enter」を押しましょう。

ドアがストレッチされた状態

そうすると上記のようにドア枠が正確に400移動されてストレッチ機能は完了です。
ただ、実際にはドアの軌跡がそのまま400移動されてしまい、絵がおかしくなっているのが確認出来ると思います。
なかなか上手いこといきませんよね。

今回ストレッチする要素を選択する際には、ドアの軌跡は選択から除外しておくのが正解で、ドアの軌跡だけは尺度変更機能でサイズ調整した方が良いかも知れません。
あまり上手くいかない例ばかり紹介していますが、変形させる要素の選択によって結果が大きく変わってくるというサンプルにはなると思います。

これでは図面として良くないので、まずはストレッチでドア枠だけ移動して…

必要な部分のみストレッチした状態

その後尺度変更機能を利用してドアの軌跡を大きくすれば操作は完了です。

ストレッチでは出来ない部分を修正

結局はいくつかの機能を組み合わせていかないとドアの巾を変えることが出来なかった、というのが現実という事になりました。
ただ、ひとつの便利な機能だけで全ての操作が出来るというような状態はあり得ません。

AutoCAD(オートキャド)を使って図面を作図していく際には、色々な機能を駆使して図面を描いていくのは当たり前。
というような、割と当たり前の結論になるのではないかと思います。

関連記事

  1. 尺度変更のイメージ
  2. CADでも作図者の個性は出る
  3. 回転のイメージ
  4. 鏡像のイメージ

Warning: Undefined array key "show_share_hatena_postlist" in /home/users/1/mktt77/web/autocad/wp-content/themes/nzero/functions/social.php on line 94