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座標入力の方法

オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く場合、データとして非常に正確な作図が出来るというメリットがある。
そんな話を今まで何度か繰り返してきました。

その為に直交モードやオブジェクトスナップという機能が用意されていて、ユーザーが正確に図面を作図する手助けをしているんです。
あまりにも正確に作図出来てもあまり意味がないのでは…という気がする時もありますが、いずれにしてもどこかに線を引くのであれば、正確に引いた方が良いという結論になります。

こうした正確な作図を進める為に、オートキャド(AutoCAD)では「座標」と呼ばれる概念が用意されています。
今回はこの「座標」について、概要や使い方などを説明していく事にします。

座標

座標というのは、ちょっとそのままの意味で説明するのも変ですけど、オートキャド(AutoCAD)の空間上に存在する管理用の数値の事です。
X方向にいくつ、Y方向にいくつ、Z方向にいくつ、というような数値があります。

線分を引く際には、開始点がどの座標になっていて、終了点がどの座標になっているのか、という感じの設定が線分の情報として存在します。
この座標が1移動すると、1mmという事になっていて、こうした正確な座標管理によって正確な図面が作図される事になる訳です。

もちろんこうした設定を内部的に持っているという事は、作図する際にも座標を指定する事が可能だという事を意味しています。
直交モードなどを利用して作図する事に加えて、座標入力を活用する事によって、さらに作図が便利で具体的になってくるんです。

座標入力のやり方について簡単に説明をしてみます。
座標入力には大きく分けて二種類のやり方があって、それぞれに良い部分があるので、それぞれの特徴を生かしながら作図をしていくと効率的です。

□絶対座標入力

絶対座標入力というのは、図面上にある座標の点をそのまま直接入力するやり方で、どこにカーソルがあっても入力する数値によって選択される点は変わらないという特徴を持っています。
例えば線分を引く際に、線分コマンドを開始すると以下のような表示になります。

線分の始点を指定する状態

ここで画面のどこかをクリックして一点目を指定しても良いのですが、ここで座標入力をして線分の開始点を指定する事も出来ます。
ここでは座標 50,50 を指定することにしましょう。

座標を指定した状態

これで線分の開始点が座標(50,50)になり、線分の二点目を指定する状況ですが、ここでさらに座標入力で 250,250 を指定します。

二点目も座標指定した状態

これで線分が作成された訳ですが、今の入力でどのような線が作成されたのか、寸法を入力して確認をしてみましょう。

座標入力した状態の寸法

こうして細かく寸法を入力してみると、座標入力で線分を作成した結果、どのような関係性になっているのかが見えてくると思います。

□相対座標入力

次に相対座標入力ですが、これは相対とあるくらいですから「前回選択した点からの座標」という考え方に変わります。
入力方法も少し変わってきて、座標の前に「@」をつけます。

先ほどの線分を例にとって比較してみると、線分の開始点を同じく 50,50 と入力して、線分の二点目を入力する際に @250,250 という感じで入力します。
そうすると結果がどう変わるか。

相対座標入力した結果

絶対座標入力ではそのまま座標が(250,250)になりましたが、相対座標入力では前回の(50,50)からの座標になるので、結果として(300,300)になります。
「@」が付くだけでこの違いが出るというのは結構大きくて、今回は比較するのにあえて少し近いポイントとしましたが、実際には画面から飛び出してしまうくらの違いになります。

とは言っても、それほど難しい話ではなく、単純にこの絶対座標入力の考え方と相対座標入力の考え方をきちんと知っておけばOKです。
実際に使ってみるとどちらもそこそこ使う事になるはずなので、何度か試して違いを掴んでおくことをお勧めします。

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