CADを使って図面を作図する際に必要となってくるのは、当然のことですがCADの操作スキルという事になってきます。
しかし図面を作図するという業務をする訳ですから、CADの操作だけではなく、もう少し図面についての知識も必要になってくる場合も多いです。
前回はそうしたテーマから、図面の基本的な用語について、本当に簡単な言葉だけではありますが、いくつか紹介をしてみました。
もちろんここで紹介した言葉を知っただけでは実際の業務では足りないので、継続して色々な言葉を覚えていく必要があります。
あまりにも専門用語が通じないと思われてしまうと、素人だと判断されて相手にされなくなってしまう可能性があります。
そうなるとそこから何かを教わることは結構難しくなってくるので、最低限の用語は覚えておいた方が良いと思います。
専門用語を覚える目的として、これは少々身勝手な理由ではないかと思いますが、自分のために覚えるという気持ちでいる方が覚えやすいものです。
理由はどうであれ、結果として勉強が進むのであれば、その理由は自分のためという勝手な目的で全然OKだと私は思っています。
「会社の為にスキルを高めます」という立派な方も当然いらっしゃるとは思います。
しかしスキルを高めるという目的を達成するのがどちらも同じであれば、自分の為が結果として会社の為になるくらいの気持ちで良いのではないかと。
結局は会社の人材として自分自身の価値が高まる事になる訳ですから、会社としてはマイナスであるはずがないですから。
と、専門的な言葉を覚えるのに自分の為とか会社の為とか、そんな大げさなことは毎回考えないとは思いますが…
少なくともスキルアップを目指す目的は明確にしておいた方が良いです。
今はインターネットが整備されている関係で、分からない言葉はその場で即座に調べることが出来るという便利な状態になっています。
なので、もし仕事をしていて何らかの聞いたことがない言葉が出てきたら、その場ですぐに調べる癖を付けておくと良いと思います。
ただ、そうした調べる癖というのは今どき大抵の方が持っているものですから、何を今さら当たり前の事を…みたいな感じがあると思います。
もちろんそれは承知しているのですが、言葉を調べて「そうなんだ」で終わるのは少しだけもったいないので、もう少し深く覚えていくことを当サイトではお勧めしています。
その言葉を知っているかどうかの境界線は、人に分かりやすく説明出来るかどうか、というところではないかと私は考えています。
完全に分かっていない事について、なかなか人に分かりやすく説明することは出来ないものですが、自分が本当に分かっている事であれば話は別ですよね。
なので、用語について調べる時には、誰かに分かりやすく説明出来るように、というテーマで調べていくのが効率的というかお勧めです。
時々「すぐにスマホで調べることが出来るのだから、覚えるのは効率的ではない」という感じの意見を耳にすることがありますが…
確かにそうした意見は理にかなっている部分もありますが、分からない言葉だらけで毎回スマホで調べているような相手と打合せをするのは勘弁して欲しいです。
もしくは「分からないけど後で調べよう」と思って言葉を聞いているだけの相手と打ち合わせするとか、もう時間の無駄でしかありません。
せっかく調べたのであれば、その知識をそのまま自分の知識に上書きしてしまえば良いだけの話ですから、そんなに難しいことではないと思います。
これを繰り返していくうちに、分からない言葉がない状態はすぐに出来ますし、人に説明出来るくらいの知識が無駄であるはずもありませんから。
まずは疑問を素通りしないでその都度調べていき、その内容を人に説明出来るくらいに整理したものに毎回していく、という話でした。
これは簡単なように見えて結構難しいものですが、だからこそ継続してやっていく事に大きな価値があると思いますよ。